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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

今月のムービー・レビュー
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull /M
公開中
★=20点 ☆=10点

★★(TK)

全米サマー・シーズン一番の話題作スティーブン・スピルバーグの19年ぶりの続編

『アイアン・マン』から始まった、今年の全米映画界のサマー・シーズン。その中でも、一番の話題はインディ・ジョーンズの復活 ! 前作『最後の聖戦』から19年ぶりの続編で、主演はおなじみハリソン・フォード。ストーリーも、前作から18年後の設定で、1950年代が舞台。
 アメリカのネバダ砂漠にあるアメリカ軍の施設に、ロシア人がインディ・ジョーンズとパートナーのマックを連れて来る。そこで、インディに彼が昔研究していた「あるモノ」を探させるが…。そこから、次々にアクション・シーンが展開し、まさにインディ・ジョーンズなんだけど、シリーズにあったワクワクドキドキ感がほとんどない ! 1つに、いろいろなエピソードが盛り込まれて過ぎていて、道がそれすぎること。さらに、アクション・シーンが長過ぎ ! さすが19年ぶりということで、サービス精神全開なんだけど、長ければいいってものではない。ハリソン・フォードも年の割に頑張ってはいるものの、ジャングルでのカー・チェイスなど、もっと短くした方が、テンポよく観られたのに…。


今月のムービー・レビュー

 また、前3部作が1930年代を舞台にしており、このような冒険活劇には、その時代の方が合っているような気がした。ちょっとインチキくさい感じとか…。今回の撮影も前3部作のように古っぽい昔の映画のような撮り方だけど、19年ぶりなんだから、もう少し工夫があってもよかったと思う。
 たぶん、その流れで狙っているとは思うけど、一番気になったのが、今回タイトルにもなっている「クリスタルの頭蓋骨」。これ、いくらなんでもお安くない ? どう見てもクリスタルには見えないし、その中に2ドルショップの虹色ラッピング・ペーパーを詰め込みました感がアリアリ。さらにテーマが、「Xファイル」ですか ? ある意味、非常にスピルバーグなんだけど、これを『インディ・ジョーンズ』にもってくるのは、ちょっと無理があるんじゃない ? だったら「新・未知との遭遇」にでもすればいいのに。
 さらに日本人としては核実験のシーンは、笑えるものではなかった。もともとこの手の映画に突っ込みは厳禁なんだろうけど、冷蔵庫で帰還って…。前にも書いたけど、そういったアイデアとしては面白いかもしれないことを細々といっぱい詰め込んでみても、決して映画自体は面白くなるものではない。
 まあ、すべては期待が高すぎたということだと思う。ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ハリソン・フォードの3人がそろうだけでもすごいのだが、それにケイト・ブランシェット、若手スターのシャイア・ラブーフも加わり、期待しない方が無理な話。
 ハリソン・フォード同様、自分も歳をとって、昔のように何も考えずはしゃいで映画を観れなくなったのが、一番の原因 ?